第66回熊日書道展が始まりました

今回は、秀作の賞を頂きました。

題材は、書範選抜書道展と同じ、自詠自書です。
目を惹くように、線質を強く、強弱を意識した作品に仕上げました。

漢詩の形式は、七言二句と七言絶句を組み合わせて42文字です。
題名:初夏偶成

祗有藤花歳歳妍 
時流悠遠尚依然
藤蕊夏初風景鮮
蒼龍雲外蔓婉蜒
花残如雪芬芬落
君問為誰華可憐

釈文
ただ藤の花は、年ごとに美しく咲き、時の流れは悠に遠く続いても、なお昔のまま
夏の初め藤の花は瑞々しく輝き、蔓は捻れながら天に届くように、たゆたい延びる龍のよう
藤の花びらは、まるで雪が降るように、芳しい香りと共に舞い落ちる
君に尋ねる、いったい誰の為に可憐に花を咲かせるのかと、、、
作品の真ん中部分には、一昨年亡くなった師匠「蒼龍先生」のお名前を頂き、藤の幹が捻れて伸びていく様子を蒼龍に見立て、奥様の華雪先生のお名前も織り込んで、漢詩を作りました。
想いは、たっぷりと、、。
書きたい詩を書作品に出来る心地良さが嬉しいです。
第66回熊日書道展は、3月17日(火)~3月22日(日)、熊本県立美術館分館で開催されています。